んでは、作業に入る前にブラストシティの細かい仕様などをチェックしてみます。
購入を考えている方は是非参考にして下さい。
●モニター●
29インチ3モードスキャンモニターを採用しています。
ここで言う3モードとは、15kHz(一般の業務用ゲーム)、24kHz(セガのモデル2・3等)、
31kHz(セガのナオミボード等)を指します。
表面はフラットではありませんが、違和感があるほど
球面ではありません。静電防止加工済みです。
マニュアルによると、モニターは三和製とナナオ製の2種類有るようです。
三和製の場合は水平周波数切り替えを自動的に行いますが、
ナナオ製の場合は手動で切り替えます。
私が購入した物はナナオ製モニターのタイプでしたので、
ディップスイッチで切り替えます。ちょっと面倒ですね。
(追記:その後、最新のブラストに搭載のナナオモニタはオートスキャンとのご報告をいただきました)
驚いたのは、モニターにD-SUB 15PIN のコネクターが
最初から実装されていた点です。PCのビデオカードと直結OKです!!
当初はPCと接続するためにJAMMAコネクターから信号を
引き出そうと考えていましたが、これで工程がひとつ減りました(^^)
●スピーカー●
ステレオ対応の3ウェイスピーカーが、ちょうどモニターの左右に
配置されています。
入力は、俗に言うピンプラグが着いているわけではありませんが
ターミナルボード上(後で説明します)にオーディオ入力がありました。
JAMMAコネクタ使用時はモノラルですが、モデル2・3の時は
ステレオサウンドを堪能できます。他社の基板でも
ちょっとした工作でステレオ入力可能ですね。
もちろん、PCのオーディオもライン出力を繋げばOKでしょう。
●コントローラー●
私が購入した物は、純正の2レバー8ボタン仕様でした。
バーチャファイター3仕様といえば、分かりやすいでしょうか。
改造する手間を考えると、2レバー12ボタンの物がベストでしょうね。
●その他●
映像、音声、コントロール、そして基板への電源供給等、全ての筐体の入出力は
筐体内のターミナルボードに集約されています。
実際にビデオゲームを繋ぐときは、このターミナルボードと
ゲーム基板とをハーネスと呼ばれるケーブルを束ねた物で繋ぎます。
私が購入したブラストには、このハーネスが
モデル2・3兼用が1本、JAMMA用が2本付属していました。
今回PCとの接続にチャレンジするわけですが、
実際はPC用ハーネスを作る作業になるでしょう。
外装はFRP製のようです。
以前のスチール製では考えられなかった面構成のデザインですね。
軽量化にも役立っているようです。
それと、何人かの方から
「ブラストシティ、いったい値段はいくらだったの?」
との問い合わせを戴きました。
で、実際のところ、専門誌上の広告にある値段とニアイコールで購入しました。
ゲームセンターの経営者等と特別なコネでも有れば
もっと安く買えたんでしょうけどね(^^;
ただ、私の場合は地方在住ですので、買い付けに行った旅費、
送料を含めるとかなりの上乗せでした。