サインダーを改造してコントローラーに接続。
「そんなこと、出来るの?」疑問に思う方、意外といらっしゃるかもしれませんね。
けど、理屈的には簡単ですよ。
要はゲームパットもスイッチの集合体。そのスイッチを1個1個取り出して
延長しちゃえばいいわけです。
アーケード基板のJAMMA規格も、入力系は電気的に単純なスイッチの信号が
並んでいるだけ。ですから、特別な回路を組まなくても、
レバーはレバー、ボタンはボタンと素直に結線していけばOKというわけです。
で、サインダーですが。
基板を見て、正直驚きました。まぁ、まず写真を見て下さい。
白丸にA、B、X、GND、、、見えますよね。
なんと配線用のスルーホールが開いています。
改造してくれー、スイッチ増設してくれーと言わんばかりです(笑)
基板上の右と左に、全ての入力分の穴が開いてます。ご丁寧にも(^^;
表にすると以下の通りです。
基板上の記号
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実際のボタン
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U
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上方向
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D
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下方向
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L
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左方向
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R
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右方向
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A
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Aボタン
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B
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Bボタン
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C
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Cボタン
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X
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Xボタン
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Y
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Yボタン
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Z
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Zボタン
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BR
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右トリガー
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BL
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左トリガー
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ST
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startボタン
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PR
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Mボタン
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MO
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modeボタン
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GND
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ボタン無(グランド)
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マイクロソフト下請けのパッド設計者に感謝しつつ、信号線を引き出します。
こんな感じです。
で、この信号をJAMMAカードに配線していきます。
JAMMAで足りないボタン分はJST 1OP に配線します。
全部で30本近い結線。細かい作業ですから正直しんどかったです(^^;
で、これが配線が終わった状態っす。ふぅ。
久しぶりにハンダごて握ったなぁ・・・
コネクタ部アップ
左から、JAMMAカードコネクタ、CPシステムキックコネクタ(JST 10P)、
ゲームポート接続コネクタ。
テスターを使って慎重にショート等をチェックした後、PCに接続テスト。
全て一発OKでした。ラッキー(^^;