最初にSiS6326ドライバをアナウンスしてから3ヶ月ほどが経過しました。
15kHz出力の魅力に共感して下さり、おつき合いいただいた皆様、
そしてもちろん坂さんのご尽力のおかげで 、家庭用モニタも含めた
様々な15kHzモニターでアーケードゲームを再現する、
最強のモニタ環境が提供できたのではないか、と思っています。
再現する画面モード数ではmame標準環境を軽く凌駕しています。
様々な画面モードが、殆どモニタ無調整で使える便利さは、
有る意味基板実機で遊ぶよりも快適ですら有ります。
トリプルバッファのもたらすスムーズな書き換えも
特筆すべき点でしょう。
惜しむらくは、やはり特殊な環境下のシステムである、
と言う点でしょうか。
SiS6326を用いたビデオカードが入手困難になりつつあるのは残念です。
(後継のSiS300に期待と言うところですかね)
15kHz入力を持つRGBモニターも今や稀少品ですね。
(ソニーがプレステ向けに残しているのが救いです)
しかし、実機活躍当時の再現にこだわるなら
モニター出力の再現は避けて通れないステップ。
-scanlinesオプションも悪くないですが、懐ゲーを愛する皆さんには
是非この15kHzの快感を味わっていただきたいです。
さて、今後の方針ですが。
私的には15kHzはシャブリ尽くした感がありますので、
今後は15kHzでは表示の難しいV方向300ドット超の画面を
24kHz,31kHzで挑戦していこうと思います。
横画面のまま縦スクロールのゲームを遊ぶとき、又はその逆で
威力を発揮するでしょう。
坂さんは、さらなるスムーズな画面書き換えを目指して
真のvsyncの再現に挑戦してらっしゃいます。
mameの設計の根幹に関わる大改造ですが、
現在かなりの成果を上げてらっしゃいます。
期待して待ちましょう(^^)
さらなる極みを目指して、挑戦は続きます。