●グラフィック●

現在市販されているビデオカードは、
2D性能は殆ど頭打ちの状態。

MAMEで使う分にはどれも大きな差はないように思えます。

低解像度のVESA画面がどの程度充実しているかが
EMUとの相性においてポイントとなりそうですが、
さほど神経質にならなくても良いかもしれません。

nVIDIA RIVA128、TNT と使ってきましたが、
確かに一部の画面モードが出ないもののMAME実用上は
何ら問題はありませんでした

最近の物だとG400が表示品質、速度の面でそこそこ良いそうですが、
このカードは低解像度は無視された作りになっているらしく
BIOSにパッチを当てる等、EMUで快適に使うには工夫が要るようです。

いずれ試してみたいな、とは思っています。

 

しかし、15KHzアーケードモニタに出力する -monitor arcadeオプションを
使おうと思うと、ビデオカード選びはもう少し慎重になる必要があります。

MAMEには15KHz用ドライバが2種類用意されています。

一般VGA用とATI RAGE Pro用です。

これらは通常のVGAカード(もしくはRAGE Pro)で
15kHzモニタへの出力が可能な大変素晴らしいドライバですが
残念ながら相性問題が存在します。

どのカードを選べば作者の意図した全ての画面を
最適に扱えるかは、まだよく分かっていません。

私がriva128で試した段階では、高解像度の表示が出来ない、
16bitカラーが表示できない等制限が結構ありました。
(表示色問題は最近改善されつつあるようです)

これらの導入を検討している方、
まずはPC2JAMMAのページの掲示板で情報収集する事を
お薦めします。様々なレポートが集まっているようです。

 

ただ、このMAME採用ドライバーですが、
画面モードごとに実効表示領域が違ったりします。

細かいことかもしれませんが、その都度モニターの振幅を調整しないと
画面いっぱいに表示されないのは、いささか不便です。
(此は標準のPCモニタ出力にも言えることではありますが・・・)

ドットクロック(1ドット表示するのに必要な時間と思って下さい) の自由度が
低いのが原因と思われますが、一般VGA用ドライバという
性質を考えると仕方がない問題でしょう。

が、仕方ないからとあきらめるのは早いです。

 

手前味噌になりますが、SiS6326用アーケードモニタドライバ
是非お試し下さい(^^)

ドットクロックを自由に設定できる特性を生かして、
殆どのゲームで
最適な画面が使える様調整しました(^^)

また、坂さんもスムーズな画面書き換えには
これ以上無いくらいこだわられましたので、
トリプルバッファを有効にすれば
スクロールでもたつくことは皆無と言っても過言ではないです。

もちろん、-depth 16も可能です。
いまMAMEのシステムは16bitカラーの標準化へ
向かってますので、機能先取りです(笑)

 

SiS6326ドライバと、それを内蔵したMAMEは
こちらのホームページで公開しています。

また、はぅ氏が公開しているHauMAMEにも搭載
していただいています。