H,VSyncをショートさせてCSyncの代用とする。
この対策法は確かに同期が取れる場合がありますが、
モニタのマージンにすがった無理な方法です。
いつ壊れてもおかしくないのは言うまでもありません。
そこで、今回CSyncを合成する回路を、YAmaさん、Hauさんの協力により
紹介することが出来ました。情報提供ありがとうございます(^^)
それでは、まずCSyncを合成するための回路図です。
6番ピン出力の抵抗は75Ωです。
この回路で、TTLレベル(5Vp-p)のCSync信号が得られます。
アーケードモニタへの出力はこれで問題ないと思われますが、
RGBマルチ21Pの家庭用モニタには少々強すぎるようです。
(ProfeelProのマニュアルによると、1Vp-pとあります)
そこで、この信号を1Vp-pとするための回路図です。
先の回路の抵抗の部分をこの回路に差し替えます。
ベースに74AC86の6番ピンからの信号が入り、コレクタには+5V、
エミッタからコンデンサ等を経てC-Syncが出力される、と言うわけです。
また、この回路を用意しなくても、先の抵抗75Ωを300Ωに
交換するだけで、簡易的に1Vの出力を得ることも出来ます。
(ホーリー16さん情報ありがとう!)
Hauさんも「ここまでの回路は要らないかも。入力に比べてアンバランス」と
おっしゃってましたので、300Ωでうまく行かなかったらHauさん回路導入、
で良いんじゃないでしょうか。
いかがでしょう。この2つを合わせても大変シンプルですね。
初心者の方にもさほど無理なく作れるでしょう(^^)
では、実際の作例を紹介いたします。
まずは部品集めですね。
パーツ名 |
個数
|
参考価格
|
74HC86 トランジスタ2SC1815 電解コンデンサ470μF 抵抗220Ω 抵抗75Ω |
1 1 1 1 1 |
50円 30円 50円 10円 10円 |
特別入手の難しいものは有りませんでした。
(74AC86が品切れだったのでHCで代用しました)
今回は21pinコネクタに内蔵します。
回路図を頭にたたき込んで、エイヤッと空中配線します(^_^;)
こんな感じ。
裏はこんな感じ。
参考にならないすね(^_^;)
なんせ狭いトコに押し込めますので、なるべく場所を
取らないよう配置には気を使いました。
で、こんな感じにぎゅーっと押し込めます。
無事ふたを閉じることが出来ました(^_^;)
5V電源の取り方ですが、未使用だったVGAの9番ピンに
AT電源から5Vを引きました。
安いVGAケーブルの場合9番ピンが無いことが有りますので
注意が必要ですね。
ちなみに分配機内も9番ピンをジャンパする必要がありました。
さて、今回の回路ですが、ウチのSONY KX-27HV1で
もちろん快調に動作しています。
が、この記事をもって動作を保証、と言うことは有りません。
間違ってもYAmaさんやHauさんにクレームを送らないよう、お願いします。
回路のさらなる改良などの情報は喜んでお受けいたします。
よろしくお願いいたしますね。