## VSyncMAME !注意! これを使用した結果,どのような事が起きても自己責任でお願いします. ビデオカードやモニタにダメージを与えたり壊したりするかもしれません. ##これってなに? がたがたしないVSyncな改造MAMEです. SiS6326系, SiS300, G400, S3 ViRGE系,Savage4, CL-GD546x, Voodoo3系, Blade3D を使用してアーケードモニタ等に水平15KHzで表示することができます. また,VESA3やVBE/AFを使用し,PCモニタに任意のリフレッシュレートで 表示することができます. 確実なVSync待ちのために,VGAレジスタの 3DAh を割り込み禁止と共に使用します. サウンドデバイスの初期化はAllegroのそれに少し手を加えたものを 使用しています. また,Gravis Ultrasound(GF1)をわずかな速度の低下のみで使うことができます. Microsoft Sidewinder Gamepad をサポートしています.コントロールパネルの ゲームコントローラは,なにも登録していない状態にしてください. ##まず, 新しいディレクトリを作成し,そこに vsyncmam.exe と,あなたが必要とするものを 配置してください.次に vsyncmam.exe を一度起動し,mame.cfg を作成します. 注意: mame.cfg に独自の項目を追加していますので,mame.cfg を他と 共用しないでください. ## SVGA15KHzdriverを使い,アーケードモニタ等に水平15KHzで表示する SiS6326系, SiS300, G400, S3 ViRGE系,Savage4, CL-GD546x, Voodoo3,Blade3D の いずれかが必要です. ただしVoodoo3はインターレース表示を行うことができません. 各ビデオチップの検出はPCI BIOSでチェックしているのみで,ちゃんとした probeはしていません.それゆえ,ビデオカードを2枚同時に使用している場合は 正しく動作しない可能性が高いです. mame.cfg で monitor = arcade に設定します. これは,official MAMEでは”アーケードモニタを使う”事を意味しますが, VSyncMAMEでは単に”VSyncMAMEのSVGA15KHzdriverを使う”という意味の指定に なります.紛らわしいので注意してください. svgadrvmonitorname で,使用するモニタの種類を指定します. 普通のアーケードモニタを使用する場合は,svgadrvmonitorname = arcade15 を 指定します. 家庭用TVなどを使用する場合は,svgadrvmonitorname = tv15 を指定します. vsyncmethod = vga に設定します. お好みで vsync = yes に設定します. 正しく表示ができていないと思ったら,すかさずモニタからケーブルを 外すか電源を落とす心構えをお願いします. ## SVGA15KHzdriverを使い,通常のPC用モニタに表示する svgadrvmonitorname = standard を指定する以外は,アーケードモニタ等に 水平15KHzで表示する場合と同様です. また,使用するPCモニタの水平周波数の最小−最大,垂直周波数の最小−最大を 指定したほうが良いでしょう. default では一般的な値を使用するようになっています. あなたの使用するPCモニタで使用可能な水平周波数範囲が 31KHz - 50KHz 垂直周波数範囲が 60Hz - 75Hz の場合は以下のように指定します. 例: pcmonitorlow__h_KHz = 31 pcmonitorhigh_h_KHz = 50 pcmonitorlow__v_Hz = 60 pcmonitorhigh_v_Hz = 75 ## VESA3を使い,通常のPC用モニタに表示する ピクセルクロック設定をサポートしているVESA3カード, またはSDDと対応カードが必要です. vesamode = vesa3 に設定します. お好みで vsync = yes に設定します. vsyncmethod は vga を推奨します. vsyncmethod = vga だと動作しないビデオカードでは vsyncmethod = allegro を指定します. 正しく表示ができていないと思ったら,すかさずモニタからケーブルを 外すか電源を落とす心構えをお願いします. ## VESA2L でリフレッシュレート指定はせずに使う 公式MAMEと同様です. リフレッシュレートはVESAのデフォルトになりますが,vsyncも使えます. vsyncmethod は vga を推奨します. vsyncmethod = vga だと動作しないビデオカードでは vsyncmethod = allegro を指定します. ##Sound Device Options 10番以降は以下のようになっています. 0. Eternal Silence 1. Sound Blaster (Auto Detect) 4. Ultrasound Max 5. Ultrasound 6. Windows Sound System 7. Ensoniq Soundscape 8. ESS Audiodrive 9. Sound Blaster Pro (interrupt driven) 10. Sound Blaster 2.01 (interrupt driven) 11. Sound Blaster 1.0 (interrupt driven) 12. Sound Blaster 2.01 13. Sound Blaster Pro 14. Sound Blaster 16 15. Sound Blaster Pro (for stereo 32KHz,48KHz) 16. Sound Blaster 16 (for 48KHz) 17. CMI8338/8738 as SB16 (DOS Box & Native Dos) 19. EV1935 MachOne as SBPro (DOS Box only) 20. EV1935 MachOne as WSS (DOS Box only) 21. Trident 4DWave DX/NX as SB16 (DOS Box & Native Dos) VortexのSBProエミュレーションは vsyncmethod = vga での vsync を指定すると 正しく動作しません. SB Live!のSB16エミュレーションは高サンプルレート再生時の動作が 怪しいかもしれません. (interrupt driven) と書いてあるものは,vsyncmethod = vga での vsync は 使用できません.しかし,PCIサウンドカードのSBエミュレーションとの互換性は より高いので,音が鳴ってくれない時は試してみると良いかもしれません. その時,音がとても遅れて鳴るという現象が起こったなら,sboffset を 0 から 16383 の範囲で試し,最適な値を探してみてください.